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ルーター(自動切削機)を導入しました


寒さのなかにも春の訪れを感じる頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

2023年も早くも3月に突入しようとしておりますが、今年は新年のご挨拶が出来ずじまいで申し訳ございません。

本年もどうぞmotto看板をよろしくお願い申し上げます。

 

さて、弊社は昨年末にルーター(自動切削機)を導入しました。

看板というと一般的には四角いイメージがあると思いますが、

このルーターは素材を好きな形にカットすることができ、

オリジナルの形の看板・その他製作物を作成することが可能です。

今回はそんな看板デザインの可能性が広がるルーターの紹介をしたいと思います。

 

この度弊社が導入した機械は株式会社ユーボンの「ルーターマン RL1325V」です。

カットが可能なサイズは1300mm×2500mmと、看板業界でよく言われる

サブロクサイズ(910mm×1820mm)をはじめ、シハチサイズ(1220mm×2440mm)にも対応しております。

カットが可能な主な板材は、カルプ・アルミ複合板・スチレンボード・アクリル・木材などがあります。

左上:アクリル(かまぼこ加工) 右上:アルミ複合板
左下:木材           右下:カルプ

スチレンボード(+塩ビシート)


カルプ…発泡ウレタン樹脂をベースに添加剤(カルシウム)を加えて出来た板材
・加工性に優れ、耐水性・耐候性が高い
・厚さは様々(10〜50mm)
・切文字加工に適している
・色は白と黒がある(表面と側面を同色で仕上げる際は表面はシートを貼り、側面は塗装をします)

アルミ複合板(AP)…発泡ポリエチレン樹脂をアルミ板で挟んだ板材
・一般的に看板用下地材として用いられる
・軽くて扱いやすく、耐久性に優れている上に他素材より安価
・主に扱っている厚さは3mm(5mmまでカットが可能)

スチレンボード(ウッドラック・CP etc.)
…素板の両面(片面)に上質紙が貼ってあるものや、パネル表面を粘着加工してある板材
・POPや模型の製作に用いられる
・軽量で加工しやすい
・耐水性が低いため基本的に屋外での使用は不可
・主に扱っている厚さは5mmと7mm
・基本的には白色を使用(その他のカラーバリエーションあり)

アクリル…アクリル樹脂で作られた板材
・透明度が高く、ガラスよりも安価で耐久性がある
・耐候性に優れ、経年劣化しにくい
・厚さ50mmまでカットが可能
・基本的には透明色や電飾用に用いられる乳半色を使用(その他のカラーバリエーションあり)

 

木材
・文字を彫り込んだ木製看板の製作が可能
・厚さ50mmまでカットが可能

 

※その他の板材を使用されたい場合は一度ご相談ください。

 

現在はルーターの特徴・性質を詳しく把握するため、少しずつ機械を動かし始めております。
板を好きな形にカットして、自分だけの看板・POPを製作したい!と考えている方は、
ぜひ弊社に製作のご相談・ご依頼をいただければと思います。

 

ルーターには得意な点もあれば、不得意な点もまたいくつかございます。
そちらにつきましてはまた後日ブログに掲載したいと思います。